歯肉炎を放っておくと、ゆくゆく歯科治療は高くつく

歯医者で施術を受けている患者

歯肉炎というと、ちょっと歯茎が赤かったり腫れていたりする「歯周病の中でも軽いもの」というイメージを持っている方も多いでしょう。
たしかにごく軽度の歯肉炎であれば、とくに歯科医院に行かずともいつの間にか自然治癒しているケースもあります。
しかし、全身の免疫力が低下していたり悪性の細菌に感染していれば重症化することもあり、その場合は自然治癒というわけにはいきません。
「そのうち治るだろう」と歯科医院に行くことなく放置していれば、いずれは歯槽膿漏やその他の歯周病に発展し、最悪手術を受ける羽目になってしまうこともあります。

歯肉炎が悪化していくと、炎症や腫れが大きくなるだけではなく歯肉の内側、歯槽骨など骨にまで細菌感染が進み痛みや熱、頭痛やめまいなどを引き起こします。
当然歯肉はただれてボロボロになってきて歯槽膿漏の症状も出てきますし、口臭もひどくなり社会的にも非常にまずい状況となってしまうでしょう。
歯根や歯槽骨にまで炎症が進めば、重症化がひどいと診断された場合手術で口内を切り開いて処置する必要も出てきます。
当然、費用もかかりますし入院措置がとられることもあり、そもそも近所の歯科医院ではなく口腔外科のある大学病院などにかからなければなりません。
仕事を休む必要もあり、時間・お金を大きく費やすことになります。

歯肉炎に限らず、早期に症状を発見して治療を開始する、あるいはそもそも歯肉炎にならないように予防していくことでこのような手術を避けられるため、長い目で見れば安く健康を維持することが出来るでしょう。
定期的に歯石除去のため歯科医院に通えば検査にもなりますし、歯周病の予防、歯の美しさも維持出来て一石二鳥です。
また初期であれば簡単な処置と投薬で歯肉炎をきれいに治すことができますので、軽く見ずにその都度きちんと治療するほうが良いでしょう。

ブラッシングを毎日きっちりするのは当然ですが、口内環境を良好に保つためにも正しい仕方で行うことが重要です。
柔らかい毛先・細い毛先のブラシを選び、こすらず優しく歯や歯茎に当ててていねいにブラッシングすることが基本となります。
また口腔洗浄液やパウダー状の歯磨きを用いて殺菌や消炎を行えば口臭予防にもなるためおすすめです。
さらに、道具を使って奥歯の奥や歯の隙間をきれいにしておけば歯周病、歯肉炎にかかる可能性は格段に下がります。
普段のオーラルケアを大事にして、医療コストを下げましょう。